“Glass Onion” と荘子。なんのかんのの、荘子でございます。 おそらく、「ビートルズ」が「荘子」を読んでいるということに、懐疑的な方も多いと思いますので、先に持って来ます。 「ホワイトアルバム」のジョン・レノンの曲、「グラス・オニオン」の意味が分かるんです。ホワイトアルバムって、本当に意味不明な詩が多いですが、ジョン・レノンの隠したメッセージが、荘子から見ると分かるんです。そうですよ、「ジョン・レノン・コード」です。今のところ、どれだけ調べてもこれに到達した人のいない、おそらく、前人未到の答えです。確かに、普通、彼らが「荘子(Zhuangzi)」を読んでいるとは思えないですから(笑)。 「グラス・オニオン(Glass Onion)」には以下の楽曲が散りばめられています。 「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(Strawberry Fields Forever)」 「アイ・アム・ザ・ウォルラス(I Am the Walrus)」 「レディ・マドンナ(Lady Madonna)」 「フール・オン・ザ・ヒル(The Fool On The Hill)」 「フィクシング・ア・ホール(Fixing a Hole)」 歌詞を見てみると、 “I told you about Strawberry Fields You know the place where nothing is real Well here's another place you can go, where everything flows ” ここに、「ストロベリー・フィールズ」が出ますね。"You know the place where nothing is real "とありますね。「無何有の郷」ですよ。 “I told you about the fool on the hill, I tell you man he's living there still Well here's another place you can be, listen to me” 最後に、「丘の上の愚者」が出てますね。 この2つの曲については、前回荘子との関係で書きました。 参照:当ブログ 荘子と進化論 その30。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/diary/200911300000/ 参照:Glass Onion 歌詞 http://jp.lyricbus.com/uta/kashi/glass-onion/132745.aspx グラス・オニオン - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3 じゃ、次は、「グラス・オニオン」に登場する、ビートルズの楽曲の中でも意味不明な「セイウチ」について。 ・・・その前に、ちょっと面白いものをみつけたので、こちらをご覧ください。 参照:I Am the Walrus の音楽的分析並びに歌詞分析(渡邉真衣子) http://abecasio.s23.xrea.com/report/archive/w_repo_06_1/20.html というわけで、 40年間マニアを悩ませ続けている、「I Am the Walrus」のなぞなぞを。 参照:I Am The Walrus(アイ・アム・ザ・ウォルラス)ビートルズ歌詞・日本語訳・動画・試聴 http://time-24.com/the_beatles/2008/10/i-am-the-walrus.html 「セイウチ」とは、「鏡の国のアリス」に登場する、 「セイウチと大工」の話であることは知られています。でも、このなぞなぞ、「100年は楽しめる」とジョン・レノンが豪語して、40年近く経っても進展せず、まだオチがついていないんです。 参照:鏡の国のアリス http://www.genpaku.org/alice02/alice02j.html 次なる鍵は荘子だろうと思われます。 「鏡の国のアリス」には、「荘子」と同じようにたくさんの動物や昆虫たちが登場します。そして、「鏡の国のアリス」の最終章は「どっちが夢を?"Which Dreamed It?" 」ですよ。 ・・・・(以下引用)・・・・ 「陛下、そんなに大きな声で鳴くもんじゃありませんわ」とアリスは目をこすり、子ネコに向かって敬意ときびしさをこめて申しました。「もう、とってもすてきな夢を見ていたのに、目がさめちゃったでしょう! でも、おまえもいっしょだったわよね、子ねこちゃん――鏡の国の世界中ずっと。知ってた?」 子ネコたちのとっても不都合なクセとして(というのはアリスがまえに言ったせりふですが)、こちらが何を言っても、必ずミャアと言うことがあります。「『イエス』だけがミャアで、『ノー』がニャアとか、そういう規則があればいのに。そうすれば会話が続くでしょう。でも、いつだって同じことしか言わない人と、話のしようがないじゃない!」 この時にも、子ネコはミャアと言っただけでしたので、それが「イエス」の意味か「ノー」の意味かを当てるのは不可能でした。 そこでアリスはテーブルの上のチェスの駒をさがしまわって、赤の女王(クイーン)を見つけだしました。それから炉端のじゅうたんの上にひざまずいて、子ネコと女王(クイーン)をご対面させました。そして、勝ち誇ったように手をたたきます。「さあ子ネコちゃん、おまえが変身したのがそれだと白状なさい!」 ・・・・(引用終わり)・・・・ 君や蝶 我や荘子が 夢心 芭蕉 参照:当ブログ 俺は荘子かナウシカか。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/diary/200907220000/ 胡蝶の夢ですよ。「鏡の国のアリス」→「荘子」はつなげるべきでしょ?東洋人じゃないと、なかなか気付かない視点ですよ。ボールはこっちに投げられていた(笑)。 それに、 前も書いたんですが、「是」「彼」の差から胡蝶の夢を通して「主客合一」にいたる「荘子(斉物論 第二)」の「万物斉同」の思想展開と、 "I am he as you are he as you are me and we are all together. See how they run like pigs from a gun, see how they fly. I'm crying." という"I Am The Walrus"の冒頭の展開が同じです。 参照:当ブログ ハイデガーと荘子。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5020 そして、「荘子」にも登場するある人が、面白いことを言うんです。 これが答えです。 となると、牡蠣を騙して食べてしまうセイウチ→ジョン・レノン本人というのは、固定すべきですね。「グラス・オニオン」の「セイウチはポールだ」は、は、"Paul"ではなく"ocean"に対応した"pole"でありましょう。 "Through the Looking Glass. And What Alice Found There?" (鏡を通して、そこで、アリスは何を見つけたのでしょう?) "Trying to make a dove-tail joint, yeah!Looking through a glass onion!" 参照:Glass Onion - The Beatles http://www.youtube.com/watch?v=Q4IXpebAlUo ヒントは、 "glass onion" "dove-tail joint" "Lady Madonna" "dream" です。 多分、またそこで「胡蝶の夢」ですよ。ケロケロ。 ・・・いや、つーか、答えはほとんど書いちゃったんで意味がないか(笑)。 今の状態じゃ、あんまり信じないだろうけど(笑)。 参照:Surprise, Surprise (Sweet Bird Of Paradox) John Lennon http://www.lovecms.com/music-john-lennon/music-surprise-surprise-sweet-bird-of-paradox.html "A natural high butterfly Oh I,I need, need, need her " 参照:Forrest Gump and John Lennon http://www.youtube.com/watch?v=6yTRcyEa9A4 ま、答えはいずれ。 ジャンル別一覧
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